あなたが働くとすればどんな介護施設ですか?
実は、介護施設・事業所には様々なサービスや形態のものがあり、全国で147,347の事業所数があります。
(厚生労働省 平成29年10月1日現在「介護サービス施設・事業所調査」)
介護施設で働く【サービス付き高齢者向け住宅】
今回は、【サービス付き高齢者向け住宅】についてお話ししたいと思います。
サービス付き高齢者向け住宅に入居されている方はどんな方なのか??
・特別養護老人ホームや介護付き有料老人ホーム等に比べて、自立度の高い方が入居されています。
・入居されている方の条件は「60歳以上の高齢者か60歳未満であれば介護認定を受けている方」となります。
サービス付き高齢者向け住宅とは??
・サービス付き高齢者向け住宅とは、主に民間の事業者が運営する施設で、「サ高住」などと略称されます。(以下、略称とします。)
・サ高住は、2011年の「高齢者住まい法」の改正により創設されました。
≪特徴≫
・介護保険のサービスについては、外部のサービスを活用することとなりますが、
■デイサービス ■ヘルパーステーション(訪問介護事業所)■居宅介護支援事業所 が建物内に併設されている場合が多くあります。
・サ高住で義務付けされているのは「安否確認サービス・生活相談サービス」の2点となります。
・サ高住の設備は、基本的に全てバリアフリー対応なので段差がありません。また、あらゆる箇所に手すりが設置されています。
入居個室も25㎡以上の規定があり、ゆったりとした生活空間となっています。
まとめ
《介護職の仕事》
勤務のシフトは【早番・日勤・遅番・夜勤】が一般的です。
基本的に無資格の方は採用に結び付きません。ヘルパー1・2級、介護職員初任者研修、介護職員基礎研修、実務者研修、介護福祉士のいずれかが必要となります。
訪問介護として1対1の介護サービスを提供することが基本となるので、併設されている訪問介護事業所に在籍するカタチがほとんどです。
入居されている方は、日中にデイサービスへ行かれていることもあるので生活支援の業務も多くあり、レクリエーション活動は他の施設に比べて少なめです。
訪問介護のサービスと施設としてのサービスがあるので、「サ高住は介護度が軽いから自分の負担も少ないはず。」という思いで転職された方の中で、ギャップにより失敗してしまったというお声も聞きます。
また、意外と知られていないことですが、サ高住は、夜間について職員の常駐は義務付けされていません。そのため、他の介護施設と比べて夜間の職員数は少ない傾向にあります。
業務についてしっかり理解した上で転職活動をしましょう。