~ グループホーム とは? ~

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あなたが働くとすればどんな介護施設ですか?
実は、介護施設・事業所には様々なサービスや形態のものがあり、全国で147,347の事業所数があります。
(厚生労働省 平成29年10月1日現在「介護サービス施設・事業所調査」)

 

介護施設で働く【グループホーム】

今回は、【グループホーム】についてお話ししたいと思います。

グループホームに入居されている方はどんな状態の方なのか??

・65歳以上、要支援2または要介護1以上
・医師より認知症と診断された方
・施設と同一地域内の住居と住民票がある方
・親や配偶者を介護していて「徘徊が増えてきて目を離すのが怖い。そばにずっと居てあげれない。」そんな症状の方が入居されています。

 

グループホームってどんな施設なの??

・個室(1人:1部屋)が基本となり、1ユニット(フロア)に最大9名が定員となります。多くの施設が1ユニット(9名)又は2ユニット(18名)となっています。
・少人数で共同生活をする場なので、入居されている方の中には、職員さんと一緒に「料理、洗濯、掃除など」を手伝ってくれる方もいます。
・看護師の配置義務はありませんが、近年需要が高まっていることもあり、日勤帯にのみ看護師を配置している施設もあります。多くは訪問看護を活用されています。
・ケアマネージャー(計画作成担当)や認知症ケアのできる介護職員(研修受講者)の配置義務があります。
・近年は、グループホームでの看取りも増えてきているそうです。

 

グループホームの仕事内容とは??

特養の回にもありましたが、3大介護が基本となります。

※特養の記事をもう一度見たい方はコチラをクリック

ただ、グループホームは自分でできることを増やすのが目的なので、手を出しすぎず、できることを尊重し、自立を支援することが大切です。
自宅でされていた日常生活をできる範囲していただくことで、残存機能の低下防止などに繋げます。
介護職の勤務は、早番・日勤・遅番・夜勤の交代制が一般的です。
夜勤は、1ユニット:1名の配置となります。どんなに多くても9名までなので、夜勤に慣れていない方にもオススメできるといえます。
グループホームの仕事内容には「調理」も含まれます。ただ、入居されている方に少しでも寄り添うため、レトルト食品(湯煎等)を取り入れている施設が多くなってきました。
なので、最近は調理が苦手な方でも安心してお仕事して頂くことが可能です。
施設によって取組む事は異なりますが、認知症の進行を遅らせるために、レクリエーション(リハビリ体操やお花見:五感を刺激するものなど)にチカラを入れている施設も多くなってきました。
レクリエーションや行事が盛んな施設は、職員同士の協力が必要となるため、風土(環境・雰囲気)が良く、職員同士の繋がりが強くなる傾向があるそうです。

 

まとめ

グループホームでは、入居者と職員が毎日ほぼ同じメンバーで日常生活を送っていて、入居者の行動に合わせて必要な支援や介助を行いながら、ゆっくりと時間が流れていきます。
そのため、ほかの介護施設に比べて利用者と介護職員との距離が近く、利用者一人ひとりにしっかりと寄り添うことができます。ただ日常生活を繰り返すのではなく、「自分らしく・生きがいを感じながら毎日を送ってもらうこと」が、グループホームで働く介護職員の大切な役割の1つになります。
無資格・未経験から介護の仕事を始めたい方、認知症ケアを学びたい方にピッタリな施設といえます。