これから夜勤を始める方へ!介護施設の夜勤事情や心構えを解説します!

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入職して少し慣れてきた!というあなた。
もしかすると、「そろそろ夜勤に挑戦してみる?」と施設側よりお話を頂いているのではないでしょうか?
 
初めての夜勤は何かと不安や緊張がつきものです。
これは誰もが通る道ですので、過度に構える必要はありません。
 
この記事では、初めて夜勤に入られる方向けに夜勤の心構え、夜勤の魅力、シフトの違いや人数配置についてご紹介していきます!
最後まで見て頂ければ、過度な緊張や不安を抱くことなく、夜勤に入ることができますのでぜひご一読ください。
 
 

夜勤のシフトの種類とその特徴

 
夜勤のシフトには2種類あり、「2交代制」「3交代制」があります。
 

2交代制

2交代制の夜勤は夕方に出勤し、翌日の朝に退社となります。
次に説明する3交代制に比べ、拘束時間が長いのが特徴です。
 
ぶっ通しで働くの⁉と思われた方がいるかもしれませんが、ほとんどの施設で「仮眠時間」があるのでご安心ください。
だいたい1時間半から2時間ほど取ってある施設が多く、この間は仮眠室でゆっくりと休むことができます。
 
そして最大のメリットが、『退社したその日と翌日は必ず休みになる』ということです。
16時間働くため、2日間続けて働いたという計算になるのです。
 
厳密に言うと、退社した日は夜中から朝まで働いたことになるため休みではありませんが、日中に時間が欲しい人にとってはメリットになります。
 
デメリットとしては、家庭を長く空けてしまうことです。
お子様やペットがいる家庭では、ご飯などを前もって準備する必要があります。
 

3交代制

続いては3交代と呼ばれる、昔からある夜勤の体勢です。
 
施設によっては「準夜勤」「深夜勤」などと呼ばれています。
準夜勤は夕方に出勤して夜中に退社、深夜勤は夜中に出勤して朝方に退社というシフトになります。
 
2交代制とは違い、日中の勤務時間と同じなので体力的な不安はありません。
その代わり、準夜勤は夕方に出勤して夜中に退社、深夜勤は夜中に出勤して朝方に退社
深夜勤をした翌日には準夜勤に入ることもあります。
また休みの翌日が深夜勤《(例)25日が休日で26日は深夜勤の場合、日付が変わった深夜1時から勤務が始まる》というシフトだとすると、休日の午後は思うように活動できないこともあります。
 
ただ、お子様がいる方にとっては深夜勤が良い場合があります。
お子様が寝てから出勤し、翌朝起きるタイミングに自宅に帰宅できるので、パートナーにも大きな負担はかかりません。
 
2交代制か3交代制かは自分のライフスタイルやパートナーなどの事情によって選ぶと良いでしょう!
 

 

夜勤の人数配置について

 
この章では、夜勤の人数について説明します。
夜勤は法律で最低限の人員配置基準が決められています。
 
 

ユニット型の場合 ユニット型以外の場合
特別養護老人ホーム 2ユニットに1人 25人以下で1人
60人以下で2人以上
80人以下で3人以上
100人以上で4人+25人毎に1人追加
グループホーム 1ユニットに1人
介護老人保健施設 2ユニットに1人 2人以上
40人以下、緊急連絡体制があれば1以上で可
小規模多機能型居宅介護 1人+宿直1人
軽費老人ホーム 1以上または宿直1人以上

 
 
表を見てわかるように、1人で夜勤を行う場合もあります。
利用者や職員の人数、施設の方針によって人数体制は異なります。
どうしても自信が持てない場合には、就職前に夜勤体制について確認するとよいでしょう。
 

中には、『夜勤って最初から一人でやるの⁉』
と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
 
多くの施設ではそのようなことはありえませんのでご安心ください。
職員への負担が大きい上に、緊急時に適切な行動ができないと責任問題になりかねません。
もし、はじめから夜勤一人でお願いする施設があれば、転職を考えた方が良いレベルです。
 
夜勤に入るときには、必ず夜勤をしたことのある職員と一緒に入り、業務の手順を教えてくれます。
この間は夜勤手当が付かない場合もありますが、早く独り立ちできるように頑張りましょう☆
 
 

実際に夜勤に入る前に押さえておきたいポイント

 
この章では、夜勤に入るまえに押さえておきたいポイントについて解説していきます。
 

夜勤の心構え

夜勤に入るということは、人数が少ない中で業務を回すということです。
業務のタイムテーブル通りに行うことも大切ですが、イレギュラーな出来事にも対処できるように、先を読んで行動しましょう。
また2人以上で入る場合には、パートナーとなる職員との信頼関係や息を合わせないと上手く業務が回りません。
日頃から人間関係を良好に保てるように努力していきましょう。
 

夜勤で気をつけること

緊急時の対応は必ず頭に入れておきましょう。
転倒や誤薬、怪我などをした場合もそうですが、火事や大きな地震、土砂崩れ、大雨など災害時の対応も必ず把握しておきます。
また、介護度の高い方が入居されている施設や看取り介護を行っている施設では、急変があった場合はどうするのか、医療機関への連絡、対応手順などを必ず把握しておくことが重要です。
 

夜勤での体験談

実際に私の夜勤中の体験談をお話します。
 
資格を取得し、2年目で初めて夜勤に入りました。
私の施設では入社1年間は日勤のみ、緊急時の対応や利用者のことを把握してから夜勤に入るようなシステムだったため、安心して夜勤に入ることができました。
 
しかし、利用者さんの中には日中と夜間とで人が変わることがあります。
日中はとても穏やかな方が夜間になると、帰宅願望が出たり、大声を出したりと認知症の周辺症状が続き…。
申し送りで聞いていたけど、ここまでとは想像できず…。
 
ということがありました。
 
認知症の方の対応は千差万別なので、夜間の情報にもしっかり目を通しておけばよかったとその日はとても反省をしました。
夜勤勤務がスタートし、3回目の夜勤でのできごとでした。
 

 

夜勤の魅力について

夜勤は日勤の業務に比べ、色々と大変な事も多いです。
しかしメリットもたくさんありますので、できるのであれば挑戦してほしいと思っています!
 

夜勤手当で月収がアップ

夜勤の一番の魅力は夜勤手当がもらえることです。
施設にもよりますが、2交代制の夜勤の場合1回につき5,000円~10,000円ほどの夜勤手当がもらえます。
夜勤に入れば月に数万円、年収にすると50万円以上も差が出ることもあるので、経済的には嬉しいですよね。
 

日によってはのんびりと過ごせる日も?

夜勤は限られた人数で行っているので、緊急事態があると忙しくなる日があります。
その反面、利用者さんがみんな朝までしっかり寝てくれたりすると、業務がスムーズに回り、普段出来ない事務仕事まで終わってしまうこともあります。
そんな日は帰りにおいしいカフェでくつろいでゆっくりして帰ったりしてました(*^^)v
 

スキルが身に付く

夜勤は自分で状況判断し、効率よく業務を行っていく必要があります。
夜勤が一人でできるようになれば、おのずとスキルアップできるでしょう。
周りの職員からも一人前の介護士として認めてもらえます!
 

面接のときにポジティブな印象になる

もし今後、転職を考えている方にとっては夜勤経験の大きなアドバンテージになります。
施設としては夜勤が出来るあなたが入ってくれれば、他のスタッフの負担も軽くなりますし、シフトの調整もしやすくなります。
夜勤経験があると面接の場でもポジティブな印象を与えることができ、施設側にとってもメリットしかありません。
 
 

夜勤中に眠たくなったらどうする?

最後に、少し視点を変えてみましょう!
人は夜になると眠たくなる生き物です。もしも夜間中に眠たくなったら…?
記録を書いていたらいつの間にか夢の世界へ・・・なんてこともあるでしょう。
 

そんなとき私は、
 
 ・休憩時間はしっかりと寝る
 ・体を動かす(ストレッチをする)
 ・窓を開けて外の空気を吸う
 ・頑張っている自分へのご褒美として夜勤の日は特別にスイーツを用意!(休憩時間に食べる)
 

などをして、乗り切っていました。
 
夜勤の休憩時間に大好きなスイーツを食べることがお決まりになった結果、体重管理が難しくなってしまいましたが、ご褒美のおかげで頑張ることができました(^^♪
 
人によっては眠たくなったときの対処方法は違います。
先輩の眠気覚まし法を聞いてみると面白いものもあります。
コミュニケーションの一環にもなるので、聞いてみてはいかがでしょうか?
 
 

まとめ

 
いかがでしたでしょうか?
夜勤には適度な緊張感は必要ですが、過度に構える必要はありません。
夜勤を経験することは自分自身の成長につながるので、是非前向きに挑戦してみてください。
 

 ・自分にあった夜勤体制が知りたい!
 ・夜勤のサポートが充実している施設で夜勤に挑戦したい!
 ・夜勤手当が充実している施設を知りたい!
 ・夜勤を経験してもっとスキルアップしたい!
 

そんな方はグッドケア!広島まで是非お気軽にお問い合わせくださいませ(*^^*)
あなたに合った介護施設を紹介させて頂きます!